娘の腕にしこりが出来て、かかりつけの小児科から総合病院へ行った日覚えていますか?
お昼ごはんの用意する事が嫌でたまらなくなってしまったあの日。
実はあの日とその翌日の2日間ストライキを起こしてわたしは一切何も食べませんでした。
食事を作ったり用意はしてテーブルに並べたけど、わたしは食事の席に同席はしなかったのです。
嫌みったらしく食事だけ並べて「ハイどうぞ!ご自由に召し上がってください!」と言わんばかりの態度でお得意のだんまりを決め込みました。
家の中の空気はそれはもうひどく悪かったです。
夫も恐らくめちゃくちゃ怒っていました。
夫が全部悪いわけじゃないけどわたしも限界でした。
4月からずっと朝昼晩と食事を用意してきました。
テイクアウトやお惣菜、レトルトを駆使したって毎日毎食用意しなければいけない事に変わりはなくて、なんで?という気持ちで溢れてしまいました。
2日間絶食してだんまりを決め込んだわたしがやっと口を開いて夫に言った事は次の通りです。
「お昼ごはん担当してほしい、7月いっぱい、毎日、どんな日も」
やっと口を開いたかと思えば、思いもよらない事を言われて夫はビックリした後むすっとしていました。
でもやっとわたしが口をきいたので言い返したい事はあったでしょうが、たぶんそれらを飲み込み「わかった」とだけ返事をしました。
それから今日まで毎日お昼ごはんを作ってもらっています。
夫は7月いっぱい相変わらず出勤は申告制(週2〜3回/13-16時まで)です。
(このままだと8月も同様になりそうで恐ろしいですが)
夫は営業マンなのでたまにお客さんとのアポイントが入るのですが、そんな日も容赦なくお昼ごはんは担当してもらっています。
(作れないとしても何を食べたら良いか指示してもらっている、わたしは考えたくないので)
大変だと思います。
たまに、もういいよって言おうかなと思うのですが7月までと期限付きなので、それまではやっぱり頑張ってもらおうと思っています。
お昼ごはんはカップ麺やマクドナルドの日もあれば、目玉焼きウインナーの日などもあります。
調子の良い日はクックパッドを必死に見ながら新しいメニューにも挑戦してくれて最近ではチャーハンとピラフを上手に作れるようになりました。
オムレツを作った日はすごい失敗してへこんでいたけど、わたしは美味しいと思いながら食べていました。
ありがとうという言葉は嬉しいけど、それさえ伝えれば良いってもんじゃないと思っています。
ありがとうなんて言葉は無料だからね。
ありがとうなんて言われたら、こっちは文句も言えなくなっちゃうからね。
わたしはひどい妻かもしれないけど、良い経験をしてくれていると思っています。
こないだ新しいお鍋とフライパンのセットを買ったんです。
今までのは全部捨てました。
使えないわけじゃないけどとても古くてボロくてへこんだりしてて。
それで、新しいセットを買ったんです。
元々わたしの買い物に文句を言うような夫ではないですが、やっぱり男性なのでお金を何に使うかという優先順位の考え方はわたしとは違います。
(男女差でくくるのはおかしいかな、個人差かな)
だけど夫も毎日台所に立って献立を考えるようになって、なんかうまく言えないんですが、同じ土俵に立った感覚で新しいフライパンセットを買えた気がしました。
まだしばらくお昼ごはん担当は続けてもらうんですが、フライパン使う度にこの先もずっと何年経ってもこの期間の事、お昼ごはん担当してもらった事、思い出すんだろうなと思います。