わたなべばうの日記

WATANABEさんチの育児ブログです。

産後鬱になりかけの時期③

母乳でのエピソードといえば退院後はずっと乳腺炎になりかけたまま熱と痛みを持っていたので、しばらくの間胸を冷やすように言われていました。

冷やし方が独特で、アイスノンとか氷を使うわけじゃないんです。

新生児用のオムツをびしょびしょに濡らしてポリマーをパンパンにした状態で凍らしたものを使うんです。

ポリマーがカチカチに凍らないで柔らかいままなので胸にフィットしやすいし、冷た過ぎないのが良かったです。

でもこれって常識なのでしょうか?

わたしは病院で教えてもらったのですが皆さん経験している事なのかな?

わたしは出産前に集めていたオムツの試供品を次々と凍らしていたなぁ。

それから前回登場した助産師Kさんに言われて嫌だった事をやっとひとつ思い出しました。

まだ産まれて間もない息子が夜中少しだけまとめて寝てくれる事がありました。

4時間くらいでしょうか。

すごく嬉しかったです。

わざわざ寝ている息子を起こして授乳するのが嫌でした。

3時間毎の授乳のはずだけど少しくらい大丈夫なのかなと思い、それを翌日の母乳外来でKさんに聞いてみたのです。

夜中よく眠っている事があるですが、起こしてまで授乳しないといけないのでしょうか?と。

Kさんの返事は次のようなものでした。

「当たり前やろ、起こしなさい!また低血糖にさせたいの?栄養が足りなくなってもいいの?それでもお母さんか?楽したらあかん!」

メンタル弱々のわたしだったので間に受けました。

わたしは楽しようとしていたのかとまた自分を責めるキッカケにもなりました。

他のお母さん達はもっと頑張っている、旦那さんの助けを借りなくてもひとりで夜中の授乳もこなしている、わたしはそれさえ出来ていないのに更に楽しようとしている。

その日の帰り道も泣きながらなんかもう普通にわたししんじゃいたいなーと思っていました。

 

2週間検診後の3週間検診、1ヶ月検診では病院で泣く事はもうありませんでした。

この頃には自宅に来客も多く、昼間は色々な人と会う事で気分転換が出来ていたと思います。

でも気持ちの底の部分は暗いままで、昼間とは打って変わって夜が来る事に毎晩怯えていました。

夫とふたりで協力しても息子が泣き止まず寝てくれない日も多々あり、寝不足の闇はわたしだけでなく夫にも忍び寄ります。

普段とても大らかな夫が一度だけ眠さに耐えられずむちゃくちゃキレて、泣き喚く息子をわたしに投げ捨てて、大声で叫んだかと思ったらリビングの床に倒れて1秒で意識を失った(寝た)事があります。

その日はそのまま朝まで起きてこなかったのですが、この人も本当に限界なんだなと感じた瞬間でした。

 

寝不足って本当にダメですよね。

寝不足さえ無かったらもう少しうまくいってたんじゃないかなと思う事がたくさんあります。

わたしのメンタル崩壊のピークは退院後の2週間検診までの日々でそこからはだいぶ楽になりました。

母乳外来でたまにメンタルやられていたけど、それでも12月上旬には産後初めてひとりで外出をし、お茶をさせてもらって、だいぶ気持ちが復活していた記憶があります。

わたしの場合はたぶん突発的なものだった、だけどそうじゃないお母さんもきっといらっしゃると思います。

長期的に寝不足や暗い気持ちが続いたら人間何をしでかすかわからないです。

たまに見る親子心中のニュースとか他人事には思えません。

どうして自分はあちら側には絶対ならないと言い切れるでしょうか。

自分もそうなっていたかもしれないとそういう気持ちの方が強いです。

わたしは周りの人にたくさん助けてもらいました。

全然入ってこなかった周りの声や言葉も少しずつ入ってくるようになり、そしてやっと視野が広がりました。

子育てに正解があるわけではない事をだいぶ時間が経ってから理解する事が出来ました。

真面目な性格って損だなと思うようにもなりました。

大きく産まれた息子のはずなのに最初の頃、母からこの子は脚が細いねと何度も言われたのが嫌でした。

ずっと気にしていました。

でも段々体付きもしっかりしてきてふっくらしてきて体重がちゃんと増えていく度に暗い気持ちが少しずつ明るくなりました。

夫に手伝ってもらって申し訳ないと思っていた夜中の授乳も、息子はわたしの子供だけど夫の子供でもあるのだから、わたしが辛い時は手伝ってもらってもいいんだ!ひとりで育てるわけじゃないんだ!一緒に育てるんだ!と思えるようになりました。

なにか特別なキッカケがあったわけじゃないけれど、見放される事なく、周りの人にたくさん助けてもらえたので、わたしは自分を許す?甘やかす?事が出来るようになりました。

ちゃんと息子は元気に生きているし、大きくなっている。

それだけで自分を褒める理由がある。

まぁ、総合的に見たらポンコツおかあさんに変わりはないんですけど、でも今は息子と楽しい日々を送れていると思います。

わたしも第二子を来月出産してまた寝不足になるのがこわいです。

母乳も出るのか、乳腺炎になったりしないか不安です。

もしかしたらまた暗い気持ちに負けてしまうかもって思っています。

でもそれでいいって思っています。

わたしは頑張らない、頑張らない事が子育ての目標です。

暗い気持ちに負けないように頑張る必要なんてないと思っています。

暗い気持ちに負けてもまたここに戻ってこれたらそれでいい、そう思っています。

だからだから、どうかどうか、涙が止まらないような辛い毎日を送っているお母さん達がもしいるとしたら、わたしみたいなポンコツもいるけどどうにかやってるよって伝えたい。

わたしなんてまた暗い気持ちになる事前提で第二子を産もうとしてるよって。

全然響かないね、こんな文章では。笑

でも大丈夫、本当に大丈夫なんだよ。

生きてる、それだけでえらい。

本当にそう思うんだよ。

 

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