わたなべばうの日記

WATANABEさんチの育児ブログです。

産後鬱になりかけの時期②

2週間検診では普段母乳外来を担当されているKさんという助産師さんに診てもらう事になりました。

このKさんにはこの後しばらくお世話になる事になるのですが、振り返るとこのクセのあるKさんの発言にもわたしの気持ちは振り回されていき、よくない影響があったように思います。

 

2週間検診ではまず息子の頬に出た乳児湿疹を指摘され、院内に併設されている小児科に寄って帰るように言われました。

ただこれだけの事を指摘されただけなのに、わたしはそこからもう涙が止まりませんでした。

どうしよう、どうしよう、乳児湿疹ってなんだろう、わたしが赤ちゃんを清潔にしてあげれていなかったのかな、と弱々メンタルが早々に崩壊していきます。

Kさんもわたしの泣く姿を見てギョッとしています。

それから次にわたしの体重の減り方について指摘されました。

出産してから2週間でわたしの体重は10kg以上一気に落ちており、食事をしっかり取るように指導されました。

それから問診があり、家での過ごし方や授乳がうまくいかない事などを伝えました。

その間も泣き止まないわたしに対して、Kさんはこのまま精神科へ行くように案内してきました。

それは嫌だと、そんな事を案内されるとは思わなかったわたしは更に泣きじゃくってしまい、終いには診察室に夫が呼ばれる始末で、Kさんは夫に、彼女(私)の様子がおかしいと思ったらどんな時間でも構わないからこの病院に電話してくる事、あるいは市や区がやっているサポートの電話番号があるからここに電話して相談する事などを説明していました。

それからわたしに何度も繰り返し、死にたいと思った事はあるか?死にたいと思っていないか?などを確認してきました。

そして寝れないわたしに睡眠薬と気持ちを安定させる漢方薬を処方したのでした。

その後は母乳外来でやるような母乳マッサージと赤ちゃんを含めた授乳指導を別室でKさんに無料でしてもらう事になりました。

母乳を飲む前の赤ちゃんの体重と飲んだ後の赤ちゃんの体重を測り比べたり、授乳中の赤ちゃんの抱き方など色々教わりました。

Kさん自体の人柄はわたしのとてつもなく苦手なタイプで「わたしは今まで色んなお母さんのおっぱいを診てきたおっぱいのプロだから!わたしに任せといたら大丈夫やで!!わたしに出会えて良かったなぁ!!」とか馴れ馴れしい事を大きな声で言ってくるような人なのですが、もう他に頼るところもなく、Kさんの言う事を信じてこれから頑張ろうと思い、言われるがまま、それからわたしは有料の母乳外来にも通う事にしたのでした。

 

処方された薬の件ですが、結局わたしはどちらの薬も飲む事が出来ませんでした。

大丈夫と言われていても、この薬の所為で母乳と赤ちゃんに影響があったら?と思うとこわかったのです。

本当に視野が狭くて真面目すぎていたと思います。

 

母乳外来は最初のうちは1週間に1度のペースで通っていました。

診察代は1回につき3,000円で、1ヶ月12,000円の出費はとても辛かったです。

しかも予約を取っているのに待たされる時間が長い。

そして診察室は個室じゃないんです。

なので他に母乳外来に来ている人と顔を合わせる事も当たり前のようにあったし、胸を丸出しにして仰向きに寝ている横を通られたり、あるいは通らないといけない事もありました。

こういうのがまずストレスでした。

結構母乳の事を悩むって繊細な事だと思うんです。

なのにそういうタイプではない助産師さんがそういう事に配慮していない環境で診察するっていうのが全然解せませんでした。

3,000円も払っていたけど、マッサージ自体は10分もしているかどうかわからないくらいで、後は助産師さんの前で赤ちゃんに実際授乳をするだけの時間です。

その間にも次々と外来患者が来てとてもバタバタするのです。

これは意味のある事なのか?とすごく違和感を感じていましたが、結局わたしも出産後約4ヶ月はこの母乳外来に通い続けました。

行かなくなったキッカケは、年明けに胸に大きなしこりが出来てしまい、また乳腺炎になりかけたので予約外で診てもらえないかと連絡をし、病院に行った事です。

いつも担当のKさんがこの日はおらず、別の助産師さんに診てもらう事になりました。

結局この日はマッサージしてもらってもしこりはちっとも取れず、しこりを押さえながら赤ちゃんに母乳を吸ってもらうのがいちばん早く治る方法だからと言われる始末で、母乳外来にわざわざ来た意味…となったのですが、その後Kさんがいる時に再び母乳外来に行くと、前の助産師さんと全然言ってる事が違うというか、矛盾しているというか、そして何故かわたしが怒られるというよくわからない状況になって、わたしの中で、もう無理だ…と何かがプツンと切れたのでした。

(この辺のやり取りの詳細をもう全然覚えていないんですよね、すみません)

その日の帰りにまた次回の予約を取るように言われましたが、もうそれからわたしが母乳外来に行く事はありませんでした。

 

このKさんとの会話でわたしにとっては引っかかるような発言が度々あったのですが、そういうのも全部忘れてしまいました。

忘れてしまったけど、母乳外来の帰りにKさんに言われた事が嫌で嫌で泣いて夫に電話したりしていた記憶があります。

もう母乳外来に行きたくない、でも行かないと授乳が上手く出来ない、だから行きたくないけど行かないといけない、という謎のループにはまったりもしていました。

夫はもう行かなくていいよ、違う病院を探そうよ、と言ってくれていたような気がします。

冒頭で言っていたのにこれだけのエピソードではKさんがどんなクセのある方だったのかイマイチ伝わらないですよね、すみません。

 

母乳外来に行くのをやめた頃には息子はお食い初めを迎えており、わたしの母乳も生活もだいぶ落ち着いていました。

 

f:id:WATANABE_BAU:20200324234653j:image

アンケートモニター登録