とうとう夫の会社でも出勤停止命令が出てしまいました。
正直に言うと、わたしは自宅にいてくれてとても助かっています。
本人はとても申し訳なさそうだし、居心地も悪そうだけど。
わたしが起きてこなくても朝から洗濯物を回していつの間にか干していたり、息子にパンを焼いて与えてくれていたりするし、毎食後の食器洗いもしてくれるし、気を使って料理の手伝いを申し出てくれたり、相変わらずお風呂掃除もしてくれています。
わたしとしては夫の分の昼食作りという仕事が増えたけど、全体で見たら家事の負担が減りました。
だから夫が自宅にいても全然嫌じゃない、有難いと思っています。
でも何も手伝ってくれない夫が家にずっと居たら嫌だろうなという想像は簡単に出来ます。
他の方のブログでも夫が家に居るのが辛いという内容をよく目にします。
色々な家庭がありますよね、それぞれ大変ですよね。
我が家もわたしは楽してるけど、営業職の夫にお仕事がないというのは危機的状況なわけです。
会社からも特に給与に関して補償は出来ない旨の連絡がきたそうです。
補償は出来ないけどお客さんには会うな営業もするな、と。
成績上がらなくてクビとかあるのかな、あるのだろうな。
事実上のリストラですよね。
わたしの悪いところだと分かってはいるのですがこんなに不安な状況なのにどうしても正面からこういう話を夫から真面目に聞けないんですよね。
聞かずに現実逃避してしまうというか、だからいつも夫に全部背負わせている。
夫はいつもひとりで背負って悩んでいるのだと思います。
今回のウイルスの件に限らず、ここ最近我が家では色々な事がありました。
物件購入についてもそのひとつです。
物件探しはなんとなく続けていて、いくつかお家を見させてもらったり、ローン額について調べてもらったりしている中、いいな、と思うお家に出会ったのです。
紆余曲折ありました。
いいなと思ったけど、買えるかわからない状況や壁に2回程ぶつかって、でも買える!とわかり、次に担当者に会った時には契約する、という所まで物事を進めたのですが、約束の5日前にその権利をキャンセルする事に決めました。
すごく悲しかった。
でもそれ以上に夫の方が悔しかったと思います。
何度も何度もわたしに土下座する勢いで泣くのを我慢しながら謝ってくれて、それなのにわたしは、優しい言葉ひとつかけずに、これ以上謝ってこないで!と強く言い返しただけでした。
この日は緊急事態宣言が発表された日でした。
今すぐには無理でも将来的には物件購入をしたいからまたそれについて話し合いたいと夫は言ってくれましたが、わたしはそれも拒否して断りました。
すごく嫌なやつだと、最低な態度をしているとは分かってはいるのですが、わたしは物件購入についてしばらく考えたくありません。
周りの人や友人達に、家探ししているの?と聞かれるのもたぶんしばらくは嫌です。
全然違うと言われそうだけど、子供は作らないの?という質問と同等にわたしは嫌です。
夫は全然悪くないんです。
でもわたしの態度も相まってきっと自分の事を今も責め続けているのだと思います。
いつもひとりで背負わせてしまう。
この日、朝一番に不動産屋の担当者に契約キャンセルの電話をした後、夫と一緒にチラシ配りをしました。
会社に行けない、仕事がないので、それでも出来る事をしよう!と、前日夜更かしして一緒に営業チラシを作って配ったのですが、チラシにも限りがあるので、ポスティングするお家を厳選します。
仕事の内容柄、小さい子がいるような、引っ越したての、新しい感じのお家が良いかなとポスティングしていくわけですが、そんなお家を厳選するのもお家を買えない今はなんだかとても辛くて、歩きながら泣けてきてしまいました。
夫も辛い気持ちだったかもしれません。
ポスティングが終わったらどこかでおかずを買って公園でお昼ごはんを食べて家に帰ろうと思っていたのですが、普段から家族ぐるみでお世話になっている友人にバッタリ出会い、その友人家族のお家に急に寄せてもらう事になりました。
普段からお世話になっているのにこの日は昼食と夕食までご馳走になってしまいました。
でもどっちもすごく美味しくて、夫とふたりして暗い気持ちで午後を過ごすところだったので、本当に有り難くて、わたしは幸せ者だと思いました。
この日に起きた全ての事はきっとこれからもずっと忘れないと思います。
わたしも夫もとても救われました。
またいつかわたしのひねくれた気持ちが収まったら夫ともきちんと向き合いたいです。
それまではとりあえず出産に集中します。
今日は産院の先生にこのままだと予定日過ぎそうだよ、と言われてしまいました。
動いているつもりなのに全然足りていないのだな。
暗い気持ちでいたのでしばらくブログ書けないと思っていたけど書けて良かった。
また書きます。