今日2年9ヶ月ぶりに実家へ行きました。
おかあさんがすき焼きを作ってくれました。
アップルパイとナシも剥いて出してくれました。
お片付けも全部してくれました。
もう一生おかあさんの作ったごはん食べられないのかなと思っていたからおかあさんのすき焼きを食べられてすごく嬉しかったです。
わたしの実家はボロボロで小さくて、恥ずかしいくらいだけど、夫は行く度にいつも、良いお家だ、好きだと言ってくれます。
繰り返し繰り返し何度も言ってくれます。
わたしは家が好きではなかったけど、そう言ってもらえていつもとても嬉しい気持ちになります。
わたしのわたしが否定している部分をいつも褒めて肯定してくれます。
優しい人だなぁと思うし、こういう無償の優しさを絶えず与えてくれる所がとても好きです。
喧嘩いっぱいするけど、絶対にずっと一緒にいてほしいし、生まれ変わってもまたこの人と結婚したいなと本気で思います。
たくさん嬉しい気持ちになったはずの今日なのに、今日はたくさん泣いたりもしました。
自分の荷物を片すのってセンチメンタルな気持ちになるのかな。
大阪で夫と子ども達と暮らしていて今わたしはとても幸せです。
昔には戻りたくない。
戻りたくはないけれどキラキラした思い出を手放してしまうようなさみしい気持ちになりました。
わたしの“好き”が溢れていた荷物に。
好きなものに囲まれて生活していたんだなぁ。
物に執着しなくなってたくさん手放して、いまのわたしの“好き”は自分の家族になったんだ。
物も友達もずいぶん減ってしまったなぁ。
今日は久しぶりにたくさん感じてたくさん思い出して良い日だったけど、こころがすごく疲れてしまいました。
でも忘れたくないからここに書きました。
むかしのわたしありがとう。
嫌いだと思ってたけど、むかしのわたしもわたしは好きだな。
またいつか。
▼この後のお話