時間は朝6時。
パッと目を覚ましたその瞬間、お股からチョロチョロチョロ〜と何かか出てくるのを感じました。
えっ、まさか失禁したかな、そんなばかな。
急いでトイレに行って確認します。
(確認中)
下着が濡れている。
えっ、どうしよう。わ、わからない。
おしっこ?ではなさそう?
おりもの?にしては水っぽい?
え?え?
まさか破水?こんなチョロ出し?
(観ていた海外ドラマの破水と全然違う!!)
とりあえずナプキンを当ててみます。
もし本当に破水だったとしたら、今から入院というのはわかっていたので、様子を見ながら入院荷物の最終確認をしておきます。
それから洗濯物も回しておくか。
ふぅ、朝ごはんも作ろう。
そして7時になったのでもう一度トイレに行ってみます。
お股にあてたナプキンは濡れています。
うーん、これはたぶん破水だなとさっきより自信がついたところで、夫を起こす事にしました。
私「なんか身体が変やねん、たぶん破水してるから起きてほしい」
夫(飛び起きる)
夫「えっ、えっ!え!?おなかいたくないの!?大丈夫!?」
私「おなか全然いたくない。とりあえず病院に電話するから、ちょっとカーシェアの空きでも見ておいて。」
なんとなくトイレに戻ってパンツを下ろし、もう一度ナプキンをまじまじと見ながら病院へ電話して自分の身体の事を説明します。
入院セットを持ってすぐに病院へ来るように言われました。
とりあえず洗濯物を干して朝ごはんを食べてから行きたかったので9時までに到着出来ますと答えました。
やりたかった事をやり終え、ゴミ捨ても済ませ、手配してもらったカーシェアの車で病院に向かいます。
焦らず落ち着いて病院に行けるから破水からってのもいいなぁ〜なんて呑気な事を考えていました。
病院に到着してからはすぐに入院着に着替えてLDRに通されました。
内診をして、破水してますね、と言われます。
あ〜勘違いじゃなくて良かった!
産褥ショーツに悪露用のナプキンを当てておくように言われました。
それから今日はとりあえず点滴はナシで錠剤での抗生物質を飲んでもらいます、との事。
破水したのでこれから自然に陣痛が始まる可能性が高いです。
なので今日一日はこのまま様子を見ます。
もし陣痛が起こらないようであれば、明日の朝から陣痛促進剤を点滴で入れていきます。
その時に抗生物質も一緒に点滴に切り替えます。
今日中に陣痛起きるといいですね。
そうか、今日陣痛が無かったら明日無理矢理陣痛を起こす薬を使うのか、嫌だな、でもその時は仕方ないよね。
入院が始まった事になるので朝食の有無を聞かれましたが、食べてきたから不要と答えました。
それからはとっっってもひまでした。
待てど暮らせど陣痛がやってくる気配はありません。
LDRの部屋にあるテレビを見て夫とふたりで過ごします。
途中で彼は車を返しに行ったついでにオリジン弁当のお弁当を買いに行き、わたしは入院食を彼はお弁当を一緒に食べたりもしました。
陣痛がなかなか来ないので病院の階段の上り下りをふたりで一生懸命やったり、スクワットをやったり、、
入院してるのに汗かいてきた。。
午後14時頃になり、助産師さんから、今の内にシャワー浴びておきましょうか〜とシャワー室に案内をされてシャワーを浴びます。
破水したらお風呂ダメだと思ってたけど、湯船に浸からなかったら入っていいんやな、ふーん、などとまた呑気な事を考える。
途中何度か内診をされるが、内診をされる度にまあまあ羊水がドバッと出てくるので、こんなに何回も内診していたらおなかの羊水無くなって、赤子が苦しむのではないだろうかと心配になる。
すっかり忘れていたけど入院したし、母に連絡しておこうかな。
母から、今から病院行きます、とかなり心配した様子のメールが返ってくる。
今日は産まれないと思うから不要です、と返信をしました。
それからもやっぱり何事もなく夫とふたりでしょうもない話をしながら一日を過ごし、とうとう時間は20時に。
助産師さんから声をかけられます。
20時になったから下の駐車場施錠しちゃうけど車とか大丈夫?とめてない?
カーシェアの車を返しに行った後、自宅に一回戻り自転車で病院に戻ってきた夫が、あっ、おれ自転車とめてる!と答えます。
わたしも今日は本当に何も起こらない気しかしなかったので、もう今日は帰ってくれていいよ〜と夫に言いました。
明日は何時から来てもいいですか?と助産師さんに確認するとLDRは24時間面会大丈夫だから、もし夜中になにかあったら連絡するね。駐車場は朝8時半から開くから今夜何事もなければ明日は8時半過ぎに来たらどうかな?と言ってもらいました。
そして夫とお別れします。
わたしはLDRの分娩台にも変身する変なベッドで今夜はひとりで眠ります。
めちゃくちゃ寝心地悪くて全然寝られない、身体痛い。
普通のベッドで寝たい。
これはベッドなんかじゃない。
イライラしながら、寝不足気味で翌朝を迎えたのでした。
まだ息子登場しませんね、前置きストーリーが長すぎます。
一体いつ産まれてくれるのでしょうか。
長くなったので続きます。